Lotus乗りの為の個人輸入
| 初めにここに「Lotus乗りの為の個人輸入」を書くに当たり筆者のかなりの私的見解が入っている事をお許し下さい。聊かも、輸入業者の方及び各Ｓｈｏｐを中傷誹謗する者では有りません。 １５年前のとある日、筆者は渋谷に在るLotus Shopに当時所有していたEuropaの部品を買いに行っていた。「○島さん、これ幾等ですか？」彼はXXXXXX formance Unlimitedと書いて有るCatalogueを見ながら「XXXX円ですね」筆者は安いと思い「それ下さい」、翌年の事 軽井沢F氏宅にてXXXXXX formance UnlimitedのCatalogueを見せていただいた。あの時の部品の値段幾等なのかな？ え！ こんな安いの…。 英国の値段は筆者の購入した金額の１／４の値段、送料を払っても約半分…。 この時、「自分で部品を輸入した方が安いじゃん」と思ったのが個人輸入を始めるきっかけになった。１５年前と言えば現在程、輸入車の情報があふれている時代ではない、青山の島田洋書で英国の自動車雑誌を買って来て英国のLotus屋さんへ手紙を書く日が続いた。今は、各雑誌などで海外通販会社の紹介をしているので簡単にお店の住所、Tel Noなどを知る事ができる、楽なもんである。 個人輸入実践１、注文＆発注さて、ここからが本番です。前置きが長かった… まずは、英語が書ける事、 当然ですが敵はイギリス人 英語の母国です。日本語を話せる奴なんかいません。でも、大丈夫、マイペンライ！ 中学３年生くらいの学力が有れば問題有りません。 筆者も英語の成績は３、良、以上を取った事は有りません、それ以下も無いですが… Parts List有れば便利です、スペルが判ります。 FAXとCredit Card（VISAが便利、殆どの店で使える、AMEXはイマイチ、JCB論外） これで、相手先へ在庫の有無、値段を問い合わせた後に正式発注すれば品物が来ます。 注意点 ａ、発注した時の文章（Order Sheetなど）は必ず保管して置く事。 ２、送料 例えばParts Listなど英国では約１２，０００円前後でかえますが結構重量が有り送料が掛かりますので安いからと言って安直に考えるのは危険です。最近は海外情報を個人でも簡単に入手出来る為、日本国内のShopも値段設定を安くしています、ブレーキのO／Ｈキットなどは国内で調達した方が良いでしょう。英国で１，０００円でも送料を入れたら４、０００円になってしまう場合も有ります。こう言う時は、なにか別のPartsを取る時に一緒に注文する事が大切です。 品物が送られて来た時、Invoiceに重量と送料が記載されています。これを必ず保管して置く事、次回注文する時に大体の送料が予測出来ます。 送品方法の選択 航空郵便（DATA POST）宅配（UPS）などが有りますが重量が嵩むほどUPSが安くなります。経験上ですが、、、１０KG以下でしたらAir Mailそれ以上はUPSが安くなると思います、UPSを使うときは必ずUPS EXPEDITEDで送って！と書く事。 船便と言う手段も有りますが余り一般的な方法では有りません。車一台とか、シャーシを輸入しようと思ったら船便ですが。 ３、 トラブル 一番厄介な問題です。 注文した部品が間違っていた、中々届かない、部品が届かない内にこちらのCredit Cardから代金が既に引き落としされてしまった時など多々有ります。こんな時は必ず文句を言う、自分の主張をガンガン言う！ 当然っす！ こっちは高い金を払ってます。 でも、違う部品が来たら後の祭り、送り返す送料が高い。こんな時は雑誌の個人売買でさっさと売り払う。 部品が届かない、深刻です。督促のFAXをガンガン入れる。それでも送って来ない時は根性入れて電話するしか有りません。 「今、在庫している分だけ送って」って、優しくお願いする。 FAXではガンガン文句を言っても言葉は優しく、敵も人間っす！ 「こいつは本当に困っているんだな」と理解します 大抵の場合送ってきます。 それでも駄目な時、こことはもう絶対取り引きしない。 リスクは付き物です、高い授業料を払ったと思って下さい。 筆者も軽自動車１台買えるくらいの授業料を払ってます。 リスクを自分で負うのがいやな貴方は絶対個人輸入なんかしない事！ SHOP考察●初心者編 （失礼）例えば、皆さんご存知の「Ｄｅｍｏｎ Ｔｗｅｅｋｓ」がLotusに使える部品も売ってます。 クラッチ板、Weberキャブなど、Sevenのパーツなども豊富に揃っています。日本で例えれば、AutobacsやYellow Hat見たいなもんです。 Catalogueに載っているParts Noを書けば送ってきます。 量販店でWeber Carbを買う時の注意 Jet Setting & ChokeがLotus仕様になっていません、自分でJet & Choke類をそろえる必要が有り結局高く付きます。 ●中級者編（英語必須） １、Ｐａｕｌ Ｍａｔｔｙ Ｓｐｏｒｔｓ Ｃａｒｓ 当ClubのHPにも載っていますが、初代？日本のLotus業者御用達Shopです。 かつて日本のLotus関連業者は殆どPMより車、部品などを輸入していた模様。 殆どのLotus部品が買えますしLotus各車も買えます。でも筆者は大嫌いです。 一度しか買った事が有りません。 Weber Carb買っても大丈夫です、但し「LotusのSprint Spec」にしてと言った方が無難。 Parts Catalogueも有りますが買う前に必ず部品の値段を聞く事！ Catalogueの値段と違う事が多々あります、この事はどのShopでも有る事です。 PMだけでは有りません念の為。 注： どのShopでもCatalogueには事情によりCatalogueに記載された値段と違う場合が有ると記載されています。 ２、 Q E D （Quorn Engine Developments） 皆様、ご存知の超有名なQ E D（日本にも有る）ですが、こんなもん別に大騒ぎする様なEngine Shopじゃないと思うのですが筆者は好きです。 もっとすごいEngine Shopが有ると思うのですが、Twin Cam TechnicsとかRacing Fabrication etc，， ま、一般的にはQEDが宜しいかと、無難ですQED。 担当のSimon 、とても良い人です。こちらからの質問に丁寧に答えてくれます。 （筆者はSimonがいるからQEDで買ってる、好きですSimon (^^)ｖ） 日本の雑誌社が過大評価しているのでは？ Elanに対する過大評価みたいなもんです（何処の雑誌社とは言いませんが）。ElanよりEuropaの方が断然良いと思うんですがね。 かく言う筆者はElanに乗っているのですが(^^;;;;;;; ３、 Ｂｕｒｔｏｎ Ｐｏｗｅｒ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ Ford系のEngineに強いです。SevenのKent Engineに乗っておられる方にお勧め出来ます。当然のごとくLotusの部品（Engine系）も買えます。 なんと言ってもデリバリーが早い 筆者一押しのお店。 この店の良い所はカム、クランクシャフトなどがCustom Made出来る点です。 筆者のカムもここで作って貰いました、Engine関係はここで全部そろいます。 はっきり言ってQEDで買えるLotus T/Cの部品はBurtonで買えます。Q360カムとかQ420カムは買えないけど…もっとすごいカム有ります。 奥が深いですBurton。でもQEDにはQEDなりの良い所も有るんですよ皆さん。 ここはLotus T/Cに付いての話しですから誤解無き様、QEDな方々… ●上級者偏 こんな事、偉そうに書けません。(^^;;;; 後は努力あるのみ！ ●番外偏 USにもLotus Shopは有りますが当然ながら全般的にイギリスより高いです。Harwkのブレーキパッドは安いですが。（現在、当クラブ員の数名が使用中） J○ Pistonも安いですが品質が不安定に思います。私の見たJ○ PistonはOil穴が一個所開いてない物が有りました。一部の事例かも知れませんが・・・ OmegaとかCosworthでは見た事が無かったので、参考までに。 ●番外偏 ２ 極希にですが、相手先が日本の業者と代理店契約を結んでいる為に直接取引出来ないと連絡して来る場合があります。（Til○ｎ → ○ライニング。 J○E → ○○○○○○ーションなど） 最悪の場合、日本の業者から自宅に「うちで買って！」見たいな電話が掛かって来ます。（実際に筆者の所に掛かって来ました(^^;;;;;） でも、大丈夫、マイペンライ、Til○ｎなんて何処でも売ってます、Ｊ○Ｅの物？何処でも売ってます、こんなもん違う店を探せば良いんです。 そう、貴方は筋金入りのLotus乗り、こんな事でめげてはいけません 最後に色々と辛辣な事も書きましたが、でも筆者はイギリス人好きです、大英帝国好きです。初めは、なんか取っ付きにくい人種かなと思っていましたが長く付き合っていると、 とてもFriendlyな人たち、私は好きです。 ここで記したShopはほんの一部です。 個人輸入、辛い時も有ります。御自分の気に入ったShopを探すのは大変な時間と労力 が掛かると思いますが是非一度挑戦してみては如何でしょう。 |
| 文責：長沢好一 |
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