4月度　伊豆ツーリング

クラブロータスの春のツーリングは天候に大きく左右される。 そう、初日４月15日は低気圧が日本海と本州南岸を進み広く雨の予報。60〜70年代のクラシックロータスは正直耐候性が低く、雨の中を走るとあちらこちらから雨水が車内に入り込み、ワイパーは遅いし、フロントウィンドウは曇るはで、とてもじゃないけれどドライビングを楽しむどころの話ではなくなるのです。 そこで、前々夜幹事の私はある決断をし、参加予定の全員にメールを発信しました。「よりによって15日（土曜日）は関東・東海の広い範囲においてあいにく大雨の予想となっております。雨漏りがする、ワイパーが遅い、タイヤが滑りやすいなど雨中の走行に問題がある旧年式Lotus車の方は、無理をせず乗用車に変えて頂いて結構です。当日朝になっても天気予報が変わらなければ、かく言う私も乗用車で参る予定です。」と。 そして当日の朝、海老名SAに集合した車はというと、私のベンツをはじめVolvo、BMW、インプレッサ、ロードスター、クロスビー、それに今となっては希少なRRサンバー等々、それなりに車好きらしい車種が揃っているもののLotusのエンブレムを冠した車は一台もいません。でも、懸念されたドタキャンは一人も出なかったのはさすが律儀なClub Lotusのメンバー諸氏。幹事としては宿泊予約をしている関係上ホッと胸をなでおろします。 次の集合場所は大観山。いつも通り小田原厚木道路からターンパイク経由で駐車場に来て見ると、そこには真っ赤なM100 Elanがいるではないですか。新潟から遠路はるばる来てくれたK島さんの車です。思わず「あなたは偉い！」と全員心の中で呟いたに違いありません。そこで当のM100を囲んで集合写真をパチリ。ちなみにこのM100はカスタムメイドのハードトップが被せてあって綺麗なクーペスタイルになっている珍しい車です。他にも入会したてのN田さんご夫婦もKangooで登場。この時点で全車合わせて12台、内Lotus1台となりました。 亀石スカイポート        伊豆スカイラインは亀石スカイポートでの休憩を挟んで冷川まで行き、躯体のデカイ乗用車が多いのを考慮、当初予定していた細いワインディング・ロードを避けひたすら幹線道路をランチを予定する下田に向け粛々と進みます。そんな中で敢えて今回のハイライトとでも言うべきところは一ヶ月前に開通したばかりの伊豆縦貫道路「河津七滝IC」〜「河津逆川IC」間のトンネルをクラブとして初めて走行したことではないでしょうか。従来この区間は小振りなLotus車だったら問題無いけれど今時の大型化した乗用車にとっては走りにくいクネクネして道幅の狭い三角形のニ辺状のセクションだったのを直線的なトンネルでバイバスするものです。しかも無料と来ているので使わない手はありません。 ランチタイムは道の駅「開国　下田みなと」で自由行動。回転寿司や海鮮丼の店に混じって金目鯛を使ったハンバーガーの店が有名です。私も下見の時に金目鯛バーガー頂きましたけど、これ結構美味しかったです。 ランチの後、当初の予定では爪木崎に寄って柱状節理を見ることを考えていましたが、雨があがらないので中止。岩地温泉の海光苑さんに直行して早く温かいお湯に浸かる誘惑に駆られます。 その海光苑の女将さんに教えて頂いた「今こそしずおか元気旅　ふじのくに旅行割引&地域クーポン」を松崎の伊豆バスに立ち寄ってゲットしてから、チェックイン。後は温泉にゆったり浸かってから、恒例の食前酒大会。先輩のW辺さんから差し入れて頂いたビールをしっかり堪能しました。W辺さん有難うございます。 いつも通り美味しい海光苑さんの夕食には三島在住のT谷さん、いつもロータスカラーに塗ったトランポで来てくれるN林さん、そしてお孫さん連れのN木さんも加わっての宴会となり雨に祟られた一日目も無事終了。やれやれ 海光苑   　     一夜明けて翌日は打って変わって日本晴れ。ああ、天気が一日早くずれてくれさえすれば最高のツーリング日和だったのにと悔やまれますが、天気だけにどうすることも出来ません。もしかするとやっぱり私は雨男なのでしょうか？  参加台数：　１４台 内Lotus １台（M100 Elan） 参加人数：　１６名 文責：山田伸幸