日時:6月12日−13日 参加者:大木、橋本、杉浦、加藤(輝)、加藤(登)、吉田(13日のみ参加)、植野(13日のみ参加) 今回の南伊豆ツーリングは、全く予期せぬ(?)ことに二日間とも快晴に恵まれ(こう言わざるを得ないほど、最近のツーリングは雨に祟られているのです)、ワインディングロードを殆ど貸切り状態で思う存分走ることができ、しかも夜は夜で高級旅館の美味しい魚料理に舌鼓をうつことができ(伊豆の踊り子はついに現れなかったけれど…)、素晴らしい週末をロータスと共に楽しむことができたのでした。 何時ものとおり、8時に海老名S.A集合。今回、集合場所に集まったのは、大木、橋本、加藤輝久、杉浦、と最近、顔ぶれが固定しているのが些か気になるが、皆定刻に集まった。9時半ごろに十国峠で私、加藤が加わり、修善寺・戸田峠を経由して西伊豆スカイランへ。ここは全長7kmのアップダウン有り、ヘアピン有り、しかもバンピーで、非常にチャレンジングなコース。足回り、エンジンパワーを含め、車の総合的な性能が試される、今回ツーリング中、白眉のコースであるが、クラシックロータス(エラン、ヨーロッパ、セブン等)にとっては最適のコースでもあるのだ。90°ターン(つまりほとんどスピン)を演じてしまった車もあったが(誰であるかは秘密)、事なきを得て料金所を通過することができた。 このスカイラインが終わると、道は最近(5月)完成したばかりの高速道路と見紛うばかりの新スカイラインに入る。この新道はなぜか、それまでの道と異なり、無料である上に、やたらと高速コースである。むしろポルシェやフェラーリ等の大型、ハイパワー車に向いている。それにしても、伊豆半島の真ん中の山嶺に作られた道故、景色は絶景と言ってよい。特に、昼食を摂った西天城高原から眺める駿河湾の風景は絶景だ。地元にいても、これほどの天気の良い日の眺望はあまり経験することができない。しばしレストハウスにて、ビール、そば、景色を堪能し、何時ものとおり、車抜きの(?)話題で盛り上がってしまった! 昼食後、一路、海側へ下って、宇久須の海岸へ。海で一泳ぎしたあと、R136を下って、マーガレットラインを経由して宿泊予定の南伊豆町下賀茂、旅館伊古奈へ。 この伊豆西海岸は、思うに、日本で一二を争う景勝地である。海に急に落ち込んだ海岸を洗う白波。不規則に海に突き出た岬。これらが山の緑や空の青と相まって、筆舌に尽くしがたい景色をつくり出す。これは翌日、走った石廊崎を廻るルートについても言える。伊豆にとって海というHeritageは計り知れないほど大きいのだ。 今回宿泊した伊古奈は、南伊豆で最も高級な和風旅館であって、緑が鬱蒼とした広大な敷地内に、低層の建物が、山肌にそって続く。旅館のある下賀茂一帯は、井戸よりも先に温泉が出ると言われるほど、良質な温泉の名所である。旅館内には幾つもの源泉があり、四六時中、こんこんと温泉が湧き出ている。勿論、露天風呂もある。 ゆっくりと温泉につかって、汗を流したのち、大広間での夕食。今回は、地元のクラブ(6名)との合同での夕食会である。夜遅くまで歓談は続いたが、クラブロータスの会長は?、と見れば、まだ9時だというのにもう部屋に引きこもって杉浦氏と共に高いびき。よほど疲れたのかな。東京から片道でも約250kmをセブンで全力疾走したのだから…。 明けて13日、早朝、8時に、植野さんと吉田さんが宿に合流。聞けば植野さんは、朝5時に自宅を出たとのこと。今度からは土曜日から是非参加しましょう。13日は、地元クラブと共に、南伊豆の石廊崎を巡って、マーガレットラインの休憩所で一休み。この後、南伊豆の築180年の炭火焼き・温泉宿「いろり・隠居」で、地物中心にまた一杯。いか、石鯛、サザエ…。食べきれないほど食べて、飲んで、温泉浸かったら、いつの間にか5時。さあ、もうツーリングも最後、下田経由135号を通って、伊豆高原から伊豆スカイランへ。私は、伊豆高原で失礼して、早々と自宅へ。後で聞けば、伊豆スカイランは日曜日だとういうのにガラガラ。皆、飛ばしに飛ばして、それぞれのねぐらに無事帰っていったとのことでした。こうして見ると、ツーリングの三大要素は、良い天気、良いルート、旨い食事(とできれば温泉)ですね。という訳で、大成功裏に南伊豆ツーリングは無事終了したのでした。 P.S:今回の南伊豆ツーリングは大好評につき、来年以降定番の旅となりそうです。多くのクラブ員の参加をお待ちします。 |
文責:加藤登志夫 |