第一回ツーリングレポート

日時：４月２４日−２５日 ルート:東名海老名S.A.(集合場所)---小田原厚木道路---ターンパイク----十国峠(第二集合場所)---伊豆スカイライン---伊豆高原(11:00)---宿泊ペンション(15:00) "Every cloud has a silver lining." 　初っ端から英語の諺で恐縮だが、将に今回のツーリングはこの諺が真実であることを実感する旅となった。cloudとは、雲であり、silverはご存知の通り、銀色ことであるが、ここでは光り輝く様をイメージして欲しい。liningとは服とかの裏地である。そこで通して解釈すれば、(滝のような）雨を降らせる雲であっても、その裏側には光り輝く太陽が必ずある、という意味である。24日の豪雨に近い雨、そして25日の雲一つ無い五月晴れ。全く誰が24日の土砂降りから、25日の晴天を予測することができたであろうか(天気予報でさえ25日は雨と予報していた)。天気は人間の力ではどうすることもできないが、やはりツーリングは、車が車だけに天気は良いほうがいいに決まっている。天気は人間の気分を大きく支配するのだ。そういう意味でも、終わりよければ全てよしで、二日目が全く雲一つ無い晴天であったために、満足のいくツーリングになったのではないかと思っている。 　ここでツーリングを始めから思い出してみると、２４日、土曜日は予想したとおりの雨。それも雨足はかなり激しい。8時半ごろ、恐る恐る橋本君に電話をして、集合人数を確認してみる。すると、橋本、杉浦、田村、加藤(輝)、小俣(新入会メンバ)さんら、皆すでに集まっているというではないか。まったく良く来てくれたものと感謝の念で一杯だ。心配していた会長も出来上がったばかりのセブンTC8で来ているとのこと。 　約1時間後、十国峠で不安を抱きながら待つ我々(加藤、中尾他)のもとに、爆音が轟き、到着を告げる。見れば誰もリタイヤすることなく、全員無事に到着している(これで、数名欠席→貸切りペンションの一人当たり負担増!という懸念が一気に消滅、内心ほっと一安心)。全く奇跡的とでも言おうか、会長のセブンも元気な音を発している。浅野君も若干遅れはしたが、元気に十国に到着。 　雨は一向に衰える気配を見せないばかりか、風も強まってきている。一部ではガスも掛かっており、視界を全く遮っている。最悪のツーリングの幕開けとなってしまった。10時半、中尾さんを先頭に十国を出発、一路伊豆高原のわが家に向かう。 　最悪の気象状況の中、無事にわが家に到着。屋外では何もできないので、一部車を置いて、取り敢えず濡れた衣服、身体を温めるために、数台に分乗して伊豆高原温泉へ。その後、3時に、ペンションマーガレットへ。夕方、羽鳥さんが真っ赤なBMWコンバチで合流。さらに伊豆高原在住の吉田さん(昨年11月入会)も合流、これで予定人数14人全員が揃った。今日は貸切り、ロビーで談笑する者、田村さんの持参したゲーム機にうち興じる者、ゆったりと温泉を堪能する人、そして何と、夜11時にはお子さん(3才と5才)連れで(ヨーロッパで)到着した植野さんを加えて、深夜遅くまで会話が続いた。 　明けて25日、雨は降っていない。孔雀(これは近くのシャボテン公園を逃げ出したもの)とリスの窓際へのお出迎えが嬉しい。チェックアウトの10時ごろには、快晴となる。それにしても気持ち良い五月晴れ。 　チェックアウト後、わが家に移動。前日に濡れた車の手入れが始まった。濡れたシートを干す者、或いはオイル交換する者、洗車する者、キャブセッティングに精を出す者と、各人各様。天気の良い日の車いじりもいいものだ。 　車いじりも一段落して、わが家の庭で、地元のエンスー(セブンとジャガーE-type 2/2)も2名ほど合流して、ビールを飲みながらの歓談。それにしても5月の陽光と高原の爽やかな空気が気持ちいい。 　さて話も盛り上がり、お腹も減ってきたなと思いきや、既に1時半。そろそろ、荷物をまとめて帰り支度。皆で、山を一つ超えた中伊豆へ。ここは、タイムワープしたような山村なのだ。この山間の里の野喰亭で昼食(ここは名前の通り、鹿、猪肉等を素朴な調理で提供する面白いお店。店内も昔の農家を再現した造り)。 　という訳で、書けば大したことはしていないのだが、特に事故、故障もなく終わったのだから、成功裏に終了と言ってよいのではないでしょうか。参加した皆さん、如何でしたでしょうか。 　まだ伊豆のミーティングに参加したことの無い皆さん。ぜひとも次回は参加して下さいよ。楽しみにしています。それではこの辺で筆を擱くことにしましょう。駄文にて失礼。

文責：加藤登志夫

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