花模様

Logo来た・出た・勝った?

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 1999/4/4 SCCJ Inter Club Historic Car Raceが開催されました。これは、そのインサイドリポートです。

 昨年に引き続き今回も私は、このイベントの中のClubman Cupに参加しました。このカテゴリーは、一昨年より設けられ、筑波サーキットでのラップタイムが1分13秒以上でなければ参加できないという規定が在り、それ以上速いと失格となる入門編のレースです。この他には安全装備以外、厳しい規定はなく、改造などについては細かくは規定されていない、とても参加しやすいものです。もちろんレースですから、予選・決勝と有り、2度走る事が楽しめます。
 今回は、このカテゴリーのほかにも、当Club LOTUSのメンバーが、Lotus Cup・Green Frag Raceに参加しており、その応援にも忙しそうです。

Elan X 5 AM6:15 常磐道守谷サービスエリアに、いつものレース仲間と集合。ここは筑波のイベントに参加する人達がよく待ち合わせに使う所で、仲間が集まるのを待つ間にも、続々とエントラント達がやってくる。中に顔見知りを見つけると、ちょっとご挨拶。

 6:30 7:00には現地に着かなければならないので、守谷を出発。一路筑波サーキットへ。
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 サーキットへ着くや否や、レースカーをキャリヤから降ろしたり、Lotus Cupの受付兼ブリーフィング(7:20)、Clubman Cupの計測器の配布(7:30)と忙しい。自分の予選は、8:45からなので、その間に車の準備、応援と飛び回る。

Lotus Cup 7:55 Lotus Cup コースイン。
 実は今回、筑波サーキットが路面改修を終わったばかり(なんと前日まで工事していた)なので、とても路面が滑りやすいらしい。スピンする車も有り、接触もあったようだ。走った何人かに聞いてみると、まるでWetの様だとの声も。不安が募る。


Club LOTUSからのLotus Cup参加者
Saito Photo
フルチューン、Jクラパワーをいかして、Eliseをぶっちぎる予定が、最終コーナーで見事スピン。果敢な攻めを見せていました。
   Best Lap 1分12秒095
本人談
とても滑りやすかった。9週では少なすぎるし、エントラントに車速差も有りすぎてつまらない。やっぱり、耐久か、Green Frag に出なくちゃだめだね。
斎藤 真一 氏
Ueno Photo
申告タイム10秒台を狙っていたが、今回の路面状況ではちょっと苦しかったみたいです。しかしEuropaって速いんですね。
   Best Lap 1分15秒879
本人談
リアのショックを一番固くするところを間違えて片方一番柔らかくしてしまったと、 言い訳しても16秒台に近い15秒台は、ショックから立ち直るまで少々時間が かかりそうです。
植野 幹 氏


 8:45 予選開始。話には聞いていたが、こんなに滑るとは! 1週目に何気なくブレ―キングしたら、車が踊る。ほんとにWetみたいだ。2・3週してタイヤが温まると、滑りはそれほどでもなくなり一安心。しかしビビッテ走ったせいか、結果は思わしくなく 1分15秒336 で10位、グリッド4列目だ。いつも後を走っているMG Midgetの後塵を拝してしまった。しかし、心配していたブレーキのベーパーロックは起きず、一安心。

Tanaka Photo  さあ、予選も終わったし、これでスタートまで何も無いなとたかをくくって、クラブ員の田中元典氏(Brabham BT−14)の予選を見たり、仲間のサポートに精を出していたら、突然の呼び出し。しまった、ドクターチェックを忘れていた。慌ててドクターチェックを受けに行ってほっとしていると、ドライバーズブリーフィングが終わってしまったとの事。また、慌てて競技委員のところへ行き平謝り。オフィシャルの方、ご迷惑をお掛けしました

 10:10 コースイン。今回は特に滑りやすいので、出きるだけタイヤを暖める。フォーメーションラップが今回はあるので、結構温まったみたい。
混乱の1ヘアピン

Photo06  10:15 クリスマスツリーによりスタート。今まで弾き出されたりして失敗していた1コーナーも無事に通過して1ヘヤピンへ。と、前の方で上位3台が絡むクラッシュ。こういうときは、順位よりもいかにぶつけずに通過するかが最優先(この辺がプライベートのお遊びレースの悲しさ)。前、横、後を確認しながら無事通過。下がった順位は、これから挽回すれば良いんです。しかしながら、車の動力性能もドライバーの技量も似たようなのばかりだから、結構抜くのも大変。路面のグリップも先ほどよりは出てきたので、安心して楽しみながらバトルしていると、やっぱり来ましたベーパーロック。フェードではないので、ポンピングすれば効くことは効くがいやなもんです。ブレーキのタイミングが遅れて、大回りになることもあったりしながらチェッカー。

 結果は?・・・ やりました! S−2クラス2位(総合6位) 挑戦2年目にして初のお立ち台です。表彰式では、シャンペンシャワーも出来大満足。Best Lapも 1分13秒138 で、1秒以上縮める自己記録更新でした。

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 勝利の美酒とはよくいいますが、のどが乾いていたからかもしれませんけど、シャンペンがとても美味しかったです。

 喜んでばかりはいられません。まだ他の仲間のレースも有るのです。ちょっと赤い顔をして応援。田中氏や、他の仲間も無事レースを終わり一安心。自分の車に発生したマイナートラブルをその場で直し、パドックを散策。往年の名レーサーである浅岡重輝氏と黒澤俊武氏等が歓談しているのを発見。これに混ぜて頂き、暫しお話を聞かせて頂いた。昔、雲の上の人と思っていた方々と、同じ趣味を持つ者としてお話できるのも、こういうイベントの醍醐味でもありますね。その後、道が混まない内に帰路に着きました。


今後の抱負と課題
  • Clubman Cup の総合でトップ争いをする事。
  • 予選で、出きるだけ高位置に着ける。
  • 自己記録の更新はしたいが、これ以上縮めると失格となりそうなので要注意。タイヤのランクでも落とすか。
  • ブレーキのベーパーロック対策。

 しかし、Lotusって丈夫ですね。今まで、何度もサーキットを走っているけど壊れないんです。それなりの簡単な対策はもちろんしてますけどね。足回りだって、ほとんどノーマルでこの成績残せるんですから、すごいですよね、LOTUS。


 Lotusが壊れやすいって言っていたのは誰だ!


 Lotusをお持ちの方、サーキットは楽しいですよ。是非一度走ってみられては如何ですか?


to SCCJ Clubman Cup S  Result


文責:田村寿拡


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