Part 2

 海老名SAに着くと、すでに山田さんが待っていた。
と、言うよりは、ボンネットを外してなにやら悪戦苦闘の真っ最中。
聞けば、オルターネータ―のテンション調整ボルトが、折れたとのこと。
しかも折れたネジ部分が、本体のナット部分に残ったままの状態。
  『ムムッ。コレはヤバイかも。』
とりあえず、SA内のGSにて応急修理を試みてもらうことにする。
ニック・アシュレイの『カッチョイイ』ライディングジャケットの背中に、『男の哀愁』が漂う。
 8:45AM。杉浦さん到着。事情を話してGSに向かう。
結局、杉浦さんの持っていた『億千金のボルト一本』のおかげで、山田さん復活。
そしていよいよ『重役出勤』の大木さん登場。
『8:30AM集合』のところ『堂々9:30AM到着』は、さすがに大物。
本人曰く『事故渋滞に巻き込まれた』とのこと。
 10:00AM。『予定通り』予定より1時間遅れて出発。

ターンパイクにて
  南米のインディオが1名
ターンパイクにて
  自称アルカイダが1名
そばにするか 焼肉にするか

 小田原厚木道路を経て、箱根ターンパイクに向かう。
途中、五十嵐さん合流。総勢5名。
内訳、セブン2台、エラン、ヨーロッパ、エスプリ各1台の立派な大集団。
 十国峠にて一休みの後、函南町へと下り、お昼休み。
 昼食は、『オヤジの定番メニュー』である、お決まりのソバ屋。
『飛び込み』で入ったにもかかわらず、地元タクシーご推薦の良店。
 この店を選んだ大木さん。なぜか、ソバ屋には鼻が利くらしい。

 

混浴温泉 嬉しいなっと

だいたいキミが
   オヤジなんだよね。
何をおっしゃる、
   アナタの方が年上でしょ。
いやいや、
   みんなジジイですよ。

満腹になったところで、本日のメインイベント『混浴露天風呂温泉』へ出発。
韮山町にある『駒の湯温泉』は80分 500円。
 詳細については省略させていただくが、今回の幹事は、あの『混浴の橋本』である。
皆さん、十二分に堪能して頂けたのではないかと推察する。

 3:30PMに『駒の湯温泉』を出発。いよいよ本日の宿泊地『山中湖』へ。
ルートは、十国峠に戻り、芦ノ湖スカイライン、箱根スカイライン、長尾峠を走破。御殿場経由で須走、篭坂峠越えの山中湖という予定。
 このルートは最高に楽しかった。天気は良いし、通はすいているし。
特に有料区間の16kmは、かなり飛ばした。まさに至福のひととき。
途中で、五十嵐さんと山田さんが帰路につき、3台で山中湖へ向かうことに。
 驚いたのは湖畔が非常に寒かったこと。
路肩には雪が残っているし、峠ひとつ越えただけでこれほど気温が下がるとは。
  『コートを持って来て良かった。』

 5:30PM 『ホテル光明館』 着。
先着の斎藤さんと合流。15分ほどで鳥谷さんも到着。『お泊り5人組』の出来上がり。
 ふと気がつくと、ホテルの駐車場に見覚えのあるクルマが。
ローダーに載ったミニマーコスとセブン。アレ? 確か海老名にもいたよね。
期せずして明日のレースのお仲間が同宿。これって所謂、呉越同舟ってこと?。
 宿に入り、ひと風呂浴びて、夕食の席。
居ました居ましたマーコスの一団が。6、7人のグループで、若い女性もいる。
それに引き換え、我がクラブロータスは、男ばっかの5人組。しかも、やや年寄り気味。
  『ちょっと負けているかも。』 と、思った次の瞬間。
  『見ろっ。!』
   我々の席には、『立派な刺身の船盛』が載っているではないか。
   何とも羨ましそうな、彼らの視線・・・・。
  『ヤッタ。』
  『これはよォ。1万円もするんだゼイ。』
  『しかも予約しないと食べられないんだソと。』
  『ウチは幹事が気が利いているからねェ。』
  『幹事は誰だ?橋本?ヤッパリ違うな。アイツは。』云々。
 ところで、近年、若い女性には、とんとご縁のない、クラブロータスである。
代わりに、『元若い女性』や、『かつて若かった女性』は、黙っていても寄って来る。
 この日も、ホテルのオバちゃんが、付きっきりで世話を焼いてくれた。
これが、もし、我々に『女っ気が無い』のを哀れに思っての事なら、大間違い。
『命をかけた男のRACE』に、『女子供は足手まとい』と、考えただけのこと。
しかし、万が一、『ひょっとして同年代かしら?』と思って来たのだとしたら、次回から、真剣に『面子の若返り』を検討する必要がある。
 その世は、旅の疲れもあって9:00PMには就寝、明日に備えることに。
おなじみ『いびきの競演』も、相変わらず賑やかだったらしい。



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